【音楽紹介第1回】ワーグナー / 歌劇「リエンツィ」序曲

さて音楽紹介です。第一回とか銘打ってますが続くのかは未定。

高校の部活の先輩が一時期タンホイザーに熱を上げていたのに思い切り触発されて僕もタンホイザーを初めとしたワーグナー作品を聴きまくったりなんかしてた(してる)んですけど、その中でも相当の若書きの部類に入るのが歌劇「リエンツィ」です。そして今回はそのハイライト的な作りになっている序曲のご紹介。


ただでさえ若書き、序曲、と"そういう曲"になる要素が揃っているって言うのに、どうやら商業的な成功が下心にあったらしく、まぁ言わずもがな"そういう曲"に仕上がってるわけなんです 笑
まぁ僕も"そういう"方面に振り切ってる曲は好きなんで、(e.g. チャイコフスキー「1812年」) この曲も気に入ってしまったということなんです。

初めて聴いた演奏はテンシュテット:ベルリンフィルのもの。テンシュテットはマーラーの交響曲全集でファンになり色々買い漁っていて、その途中でこれに辿り着いたってわけなんですけど、この演奏がまた粘っこい。
その後に聴いたマゼール:フィルハーモニアの演奏の方が"やり過ぎ感"が出てて好みだったんでその演奏を載せようかと思ったんですが動画が見付からなかったのでこれにしました。







1988年、サントリーホールでのライブだそうです。指揮はテンシュテット、演奏は氏率いるロンドンフィル。
これはベルリンフィルのものより更に粘っこい。しかし良い。
難点を挙げるとすれば7:31からのリエンツィを讃える旋律、ここは僕が大好きな部分なんですがオーボエがうるさい。あとは終盤に粘っこさが薄れて急にイケイケになってしまうところかなぁ。元の曲が曲なんでイケイケなのは構わないけれど、それならマゼールのように終始イケイケでいて欲しかったし、それでないなら終始粘っこく行った方が好みだった。まぁそこは完全な好みなので良いんですが。


とにかくこの曲は序曲ってこともあり、クラシックをあまり聴かない人も気楽に聴けるような作品ってことで第一回目の紹介とさせてもらいました。
曲が曲なんで音楽的に語ることも特に無く.......笑


因みに若書きと言えばウェーベルンは20歳にしてあのパッサカリアを書いています。恐るべし。


↓ おすすめ演奏。画像は見付からず。 それでは。






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